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この季節になると真っ赤な実を付けて庭を華やかにする植物の一つが【ナンテン】。


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ナンテンは≪難を転じて福となす≫と昔から言われており、縁起木とされています。

戦国時代には武士の鎧びつにナンテンの葉を収め、出陣の折には枝をさし、勝利を祈りました。

 

今でも祝い事の時には、赤飯にナンテンの葉を添えて食べます。

赤色には【厄除け】の力があると言われたり、ナンテンの葉には【ナンニジン】という成分が含まれており、お赤飯の熱と水分により腐敗を抑える【チアン水素】を発生させるとされています。

 

現代ではナンテンの茎や枝に抗菌力のある【ベルべリン】が含まれていることが証明されています。

 

昔は今みたいに知識や情報が無かったのに、あるものを利用して生きていくすべを見出す。

先人の知恵は素晴らしいものですね。